〜期待値〜

以前よりも少し早いペースでの更新。
「書こうかな」と思えば、年内にもう一本UwagotoをUPする予定です。

では、本題。
今回のお題は「期待値」

と言っても、機械割に対しての期待値でも無く
今回のUwagotoは、そこら辺に溢れてるコラムのように
「この機種はここから打てば期待値がプラスなので甘いです!」等
雑誌のコピーまがいの事を述べるものでは無い。
ここで言う期待値とは
1G1Gにおける、ボーナスの期待値」である。

例を出すのはいつもの手法だが、懲りずに今回も例を出そうと思う。

4.5号機以降のST機(ゲーム数管理・解除フラグ問わず)の場合
ボーナス期待値が凝縮されている事は
賢明な皆様ならもう既にご存知であろう。

南国育ち・島娘に代表されるパトランプ系沖スロ。
この機種は解除フラグを引けば次ゲームでボーナスを放出するタイプであり
ゲーム数管理方式のST機よりは、幾分期待値は高い。

だが、100%レバーON告知の為
レバーONでパトランプが回らなかった場合
その後のストップボタンを3つ止める意義が、私には理解し難い。
初めからノーボーナスと解っているゲームを
先に知らされる仕様の、どこが面白いのか解らないのである。

次にゲーム数管理方式のST機。
これらは「座った瞬間からいつボーナスが来るのか」
また「台を離れた瞬間から次はいつボーナスが来るのか」
以上の事が「予め決められている」のだ。

即ち、解除するゲーム以外にボーナスの期待値はほぼ皆無。
純ハズレやレア小役等、強制解除方法は存在するが
毎ゲーム狙っている人は皆無のはずだ。断言してもいい。
「後○○ゲームでゾーン抜けか」や「後少しで天井だな」ばかり気にしている。

沖スロ系のノーボーナス先告知も呆れる程の打ち手へのふざけたからかいだが
決められたゲーム以外当たらない機種も似たようなものだ。

最後に液晶機(ちなみに、液笑という当て字は非常に的を射ていると思う)
液晶演出の普及により、各社のデビューさせる機種の殆どが
まるで標準、いや必須装備のように液晶を搭載している。
別に液晶を付けるのは私は構わない。
しかし、その液晶で”ほぼノーボーナス”を告知するのは如何なものか?
第一停止リプレイナビ(昨今ではリプレイ確定演出のようなものだが)出現で
誰が”アツい”と思うだろうか?
仕様によっては、前兆に使われていたりする演出だが
例え”アツい”演出であったとしても
その感情の矛先は数ゲームor数10ゲーム後に向けられている。
ここで例に挙げた「第一停止リプレイナビ」がアツい演出だとしても
少なくとも、そのナビが出たゲームはノーボーナスなのだ。
上記理由から、液晶機ですら先の2パターンの機種と相違無い。

ここで、私が常に打ち続けているノーマルAタイプを考えてみよう。
機種は私の所有実機である、スペックAを用いてみる。

スペックAは、前兆という言葉を借りてそのゲーム性を表すと
毎ゲームが前兆」なのだ。
左リールに死に目が無く(チェリー出現以外)、またそれは順押し二停止に及ぶ。
最後のリールを止めて初めて「ハズレ目・リーチ目・小役揃い目」に分類されるのだ。
ただ、スペックAは独特の制御により
ボーナス成立ゲームでも、通常目が出る(出やすい)」事を忘れてはならない。
即ち

順押し通常目停止→次ゲームリーチ目出現→成立後ボーナス音

このようなフローチャートなど日常茶飯事。
通常目の次ゲームですら、もう既にレバーONの時点で”
アツい”のである。
それは仕組まれた前兆などではなく、自分で作っていく前兆。
固まった連荘も、遠隔を疑うハマリですら自分で作っていけるのだ。

スペックAは、レバーを叩く毎、ストップボタンを押す毎
加えて次ゲームに及ぶまで”ボーナス期待値”が極めて高い。
この完成されたリール制御が生み出すボーナス期待値を前にすれば
ST機の猛爆や、安すぎる前兆など尻尾を巻く。
次元が違いすぎて比べる方が失礼なのである。

ノーマルAの例に挙げた機種は凄すぎるので少し卑怯だが
スペックAを除けば、期待値は落ちるが他の純Aタイプでも
現行ST機種の通常時の期待値などより遥かに上。
はっきり言って、ノーマル機のどの機種と比べても
現行ST機種は格段に劣っている。

私は言いたい。

真に期待値を求める行為、それは



毎ゲームボーナスを期待し
そしてそれを可能にしてくれる機種を打つ事である。